どうも、とつお(@totsuo102)です。
今回は30代で異業種への転職が難しいのか?について、まとめています。
先日、ネットの質問版でこんな質問を見かけましたので、記事にしようと思いました。
30代後半で異業種への転職を検討しています。現在はIT企業に勤めているシステムエンジニアですが、残業が多くて家族と過ごす時間も少なく、このままこの会社で働き続けることに不安を感じています。家族構成は私、妻、子どもの3人家族です。
住宅ローンや借金はないのでもっと拘束時間が少ない仕事に転職したいと考えていますが、30代後半で異業種への転職は難しいでしょうか?
30代の異業種への転職は難しい
結論から言ってしまえば、30代の転職で異業種への転職は難しいです。
理由は後述しますが、30代で転職する場合はこれまでのキャリアを活かせる同業種、または近い業種へ転職するのが成功しやすいと考えます。
転職者の成功とは?
まず、転職の成功とは人にって色々あります。例えば、
- 今よりも年収を100万円アップさせたい。
- 今よりも残業時間を減らして家族との時間を増やしたい。
- テレワークで地方へ移住したい。
これらを実現するには、転職先にこれまでのキャリアを評価される必要があると思います。
他にもこんな条件を成功と捉える方もいると思います。
- 給料は下がってもいいから自分のやりたい仕事をしたい。
これは転職者にとっては良いことかもしれませんが、転職先からすれば30代は即戦力を期待しているので未経験者が採用される可能性は低いと思います。
企業が転職者に求めるものとは
では、逆に企業が30代に求める条件とはどういったものかというと、以下の条件でしょう。
- 即戦力ですぐに結果を出してくれる。
- リーダーシップを発揮して周りを巻き込める。
- マネジメント能力があり、部下の管理できる。
いずれも異業種のキャリアが評価される条件ではありません。
企業が求める人材でなければ採用には至りませんし、仮に採用されても求められるレベルに短い期間で追いつくにはかなりの負荷がかかりますので、家族がいる方にはおすすめできません。
これら企業が求める人材とキャリアが一致しないことで30代での異業種への転職は難しいと考えます。
30代で業種、職種を変えれないのか?
では、30代の転職では業種も職種も変えれないのかと言えば、変えることはできます。
業種も職種も変えてしまうことが難しいので、「同じ職種で業種を変える」「同じ業種で職種を変える」のが望ましいです。
これらの転職方法は「軸ずらし転職」と呼ばれます。
軸ずらし転職とは
軸ずらしの具体的な事例として
- 営業職で不動産業界からIT業界へ転職
- SEでIT業界から金融業界の社内SEへ転職
- 同じIT業界でSEからITコンサルへ転職
- 同じIT業界でSEからテクニカルセールスへ転職
「軸ずらし転職」のメリットは過去のキャリアを活かせるので、ギャップが少ない転職を行えることやキャリアの幅を広げることができます。
これは転職者、転職先企業の双方にとってのメリットとなります。
30代で転職を行う場合は、これまでのキャリアを活かしつつ、今の会社で実現できなかった働き方や労働条件を「軸ずらし転職」で実現してはどうでしょうか。
まとめ
今回は30代で異業種への転職が難しい理由についてまとめました。
冒頭の質問者さんへの回答としては、「システムエンジニアのキャリアを活かして、IT企業以外の社内SEへの転職やIT業界の営業職などへの転職を検討してはどうか」となります。
30代で転職を考えている方の参考になれば幸いです。
ちなみにこの「軸ずらし転職」は、私が30代でシステムエンジニアからITコンサルへ転職した際に転職エージェントさんから提案された転職方法です。
私が利用した転職エージェントは「doda 」です。エージェントの方と馬が合うかは運要素が多いですが、私は利用して良かったと思います。利用したい方はご検討ください。
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