転職活動、転職後に評価されたスキル・経験

転職日記

どうも、とつお(@totsuo102)です。

今回はSEからITコンサルへ転職する際に評価されたスキルや経験をご紹介します。
転職サイトでよく言われる重要視されるスキルだけでなく、実際に転職後の業務で評価されたポイントなども含めてご紹介します。

今回の記事は、SEからITコンサルへの転職を考えている方に向けて、実体験を交えて書かせていただきます。

スポンサーリンク

転職活動で評価されたスキル・経験

まずは、転職活動で評価された(される)スキルです。
大手転職サイトのITコンサルティングファームへの転職に必要なスキルで一番最初に出てくるスキルは「論理的思考」です。このスキルはコンサルティングファームに入社・転職するには必須スキルです。

論理的思考とは、物事を重複・漏れなく(MECE:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)整理して、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考方法です。

コンサルティング業務では、顧客の課題に対して解決策を提案して実行に移していきます。課題解決において、最初に行うのは顧客の課題を見つけ、原因を特定することです。課題を見つけるには物事を体系立てて整理することが必要となるため、論理的思考は必要となります。

転職活動では、論理的思考ができるかを面接時の質問(深掘り質問)で確認される他にオンラインテストなどで機械的な判定も行われます。

次に私が転職活動を行ったときに評価された経験です。
私自身は以下のような経験が評価されると思っていなかったので、驚いた記憶があります。

転職活動で評価されたポイント
  1. パッケージ導入での下流工程の作業実績(テスト工程、環境構築、研修支援など)
  2. PL・PM経験(小規模、大規模に関わらず、炎上回避の対策など)
  3. 誠実さ(真面目そうに見える???)

1.パッケージ導入での下流工程の作業実績

  前職ではパッケージ導入、保守・運用サポートなどを行っていたことを面接の際に細かく聞かれました。

とつお「下流工程の経験は転職後は役に立たないと考えていたのですが、なぜ細かく聞かれるのですか?」

面接官「IT導入のPMOで参画する際には下流工程を経験されていた方が指摘が鋭くなるため、上流・下流に関わらずプロジェクト遂行の経験は評価できます」

下流工程を経験しているからこそ、PMOで活かせるというコメントに驚きました。

2.PL・PM経験

炎上案件って嫌ですよね(笑)

それでも面接官から「PJTが炎上した際にどんな対応を行いましたか?」という嫌な質問でしたが、私は「そもそも炎上させたくないのでボヤの時点で顧客・上長とリスクを共有しておき、対策を立てるように尽力していました」と回答しました。

後から聞いた話ですが、この質問は炎上に対する耐性と考え方を聞くための質問だったようです。炎上した後の対策ではなく炎上させない対策を行うとの回答を評価してくれたようでした。

3.誠実さ

面接官より「とつおさんはお堅い顧客を相手にされていたので、誠実で顧客受けが良さそうですね」と面接時にコメントをいただきました。決して誠実ではないのですが・・・、と思いつつも顧客からの見た目も評価ポイントになると考えました。

当たり前ですが、コンサルの場合は上層部と相対することもあるため、服装はもちろんのこと、言葉遣い、立ち振る舞いまで評価されることを認識しておいた方が良いです。

スポンサーリンク

転職後に評価されたポイント

では、最後は実際に転職した後で評価されたポイントです。

これはPMや同僚から、直接フィードバックしてもらったポイントです。
いずれもマインドに関するポイントですね。

転職後に評価されたポイント
  1. 自分が立てたスケジュールは絶対に守る
  2. 自分が作成した成果物の品質は全て自分に責任がある
  3. 上司であろうと正しいと方針が異なる場合は議論する

1.自分が立てたスケジュールは絶対に守る

当たり前のことですが、自分が立てた・合意したスケジュールは必ず守る。

コンサル業界では、未だにありえない量の作業を短い期間でこなす必要が出てきます。その時にできない理由を考えるのではなく、「どうやればできるか」に絞って考え、実行するマインドです。

いや~ブラックですね~。

2.自分が作成した成果物の品質は全て自分に責任がある

1と同様ですが、ありえない量の作業を短い期間でこなすのでミスは必ずあります。
ただ、それを他者のレビューで検知するのではなく、必ずセルフレビューで検知・修正することです。

細かい指摘が多いとレビュアーも本質的な指摘にたどり着かない可能性もありますので、品質の責任は全て作成者が負うつもりで全てのドキュメンテーションに臨んでいます。

3.上司であろうと正しいと方針が異なる場合は議論する

私のモットーは「最終的に良いものができるのであれば、いくらでも喧嘩しましょう」です。

コンサル業界は体育会系な人間関係が構築されやすいようで、特に上長になる人間は弁が立つため、自分が間違っていても謝らないこともあるようです。(人間としてどうかと思いますが・・・)

そんな中でも上下関係なく議論を挑むのは少々珍しいようです。外資系コンサル出身者に言わせれば、外資系コンサルでは普通、日系コンサルでは珍しい考えのようです。

といった具合に自慢っぽい感じになってしまいましたが、コンサル業界はメンタルが強くないとやっていけない業界です。少なくとも軸となる考えを持っておかないと辛い場面も出てきますので、自分なりの考えを持って転職活動に臨んでください。

スポンサーリンク

まとめ

以上、転職活動で評価された(される)スキル・経験、転職後に評価されたポイントです。

応募する企業によって評価ポイント、必要とする人材は異なると思いますが、私の体験談を書かせてもらいました。

転職活動を行う際には論理的思考だけでなく、是非とも自分のキャリアと向き合って「自分はどんな経験をしているのか」「自分はどんな考えで仕事に取り組むのか」を理解して、自分をアピールするようにしてください。

転職活動で自分の評価されるポイントがわからない人の一助になればと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました