どうも、とつお(@totsuo102)です。
今回はとつお家でも利用予定のジュニアNISAについて、メリット・デメリットをまとめてみました。
- ジュニアNISAってどんな制度なの?
- ジュニアNISAにはどんなメリットがあるの?
ジュニアNISAとは

まず、ジュニアNISAとは2016年からスタートした「未成年者少額投資非課税制度」の通称です。
その名の通りで未成年者の少額投資による利益が非課税になる制度です。
ジュニアNISAの概要は以下の通りです。
利用できる人:日本在住の0~19歳
非課税対象 :値上がり益・配当金・分配金
非課税投資額:新規投資額で毎年80万円まで
非課税期間 :最長5年間
投資可能期間:2016~2023年
運用管理者 :両親や祖父母
ジュニアNISAの新規投資は2023年まで利用できます。
仮に今年(2021年)から始めた場合は、
年間80万円 × 3年 = 240万円 まで投資することができます。
また、非課税期間は最長5年間となっていますが、2023年の制度終了時点で20歳になっていない場合は20歳まで非課税で保有することができます。
※非課税期間5年終了後に継続管理勘定に移管(ロールオーバー)が必要
- 未成年者の口座で運用益を非課税で運用することができる
- 今年(2021年)から始めると240万円まで投資できる
- 20歳になるまで非課税で運用できる(ロールオーバーが必要)
ジュニアNISAのメリット
続いて、ジュニアNISAのメリットを3つ挙げます。
① 年間80万円まで非課税で投資できる
② 子どもの教育費(大学進学)を貯めることができる
③ 子どもに金融教育の機会にすることができる
① 年間80万円まで非課税で投資できる
これはジュニアNISAの本来の目的とも一致しており、最大のメリットです。
一般NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円と比較すると、ちょうど中間の金額を非課税で運用することができます。
子どもが20歳になるまで非課税で運用することができるので、子どもが小さいうちに始めると長期投資となり、インデックス投資と相性が良くなります。
子どもが生まれてすぐにジュニアNISAを始めれば、つみたてNISAと同じ20年の非課税期間でつみたてNISAの倍の金額を投資することができます。
② 子どもの教育費(大学進学)を貯めることができる
2つ目は教育費をジュニアNISAの投資で貯めることができるです。
教育費の準備と言えば、貯金か学資保険のどちらかが多いと思います。
ただ、貯金は低金利で増えることはほとんどない。
学資保険も返礼率(受け取れる金額÷払い込み金額×100)は105%程度。
それに比べて、ジュニアNISAで全世界株式のインデックス投資に長期投資すれば、年利5%程度は資産を増やせる可能性があります。
ジュニアNISAで大学進学の教育費を準備することを検討してはどうでしょうか。
③ 子どもに金融教育の機会にすることができる
3つ目は子どもの金融教育の機会にすることができます。
ジュニアNISAは子ども名義で証券口座を開設することになりますので、強制的に将来子どもが投資するための準備ができます
また、大学進学の際には親子で大学資金の準備について、会話するのもいいのではないかと思います。
- 大学に行く資金はどうやって準備したのか
- その資金はどんな値動きをしたのか
私は証券口座を30代中盤で初めて開設しました。
もし仮に大学進学時点で証券口座を開設していたら、もっと違うものに興味を持っていたかもしれません。
ジュニアNISAのデメリット
では、続いてデメリットを2つ挙げます。
① 元本割れの可能性がある
② 18歳になるまで払い出しできない(2023年度まで)
① 元本割れの可能性がある
1つ目のデメリットは、金融商品への投資となるので元本割れの可能性があります。
これから15歳以上の子どもに対して、ジュニアNISA口座で運用すると、短期投資となるため20歳時点で元本割れとなっている可能性があります。
もちろん長期投資であっても、20歳をむかえた際に暴落していると元本割れとなっている可能性もあります。
もし、中学生や高校生の子どもに対してジュニアNISAを検討している場合は、短期投資となることを理解して始めてください。
② 18歳になるまで払い出しできない(2023年度まで)
2つ目は、原則18歳になるまで払い出しできないということです。
ただし、制度改正によってジュニアNISAは2023年度で廃止となり、2024年度以降は18歳未満でも自由に払い出すことができるようになります。
制度廃止に伴って利用しやすくなった珍しい制度ですね。
制度を利用する際には2024年度以降まで払い出しできないことを念頭に利用してください。
これはジュニアNISAの制度が中長期にわたる投資を推奨していることから、途中で払い出しされた場合は原則として過去に非課税とされていた利益に課税されます。
ジュニアNISAに投資する資金は、途中引き出しをすることがない余剰資金で投資する必要があります。
まとめ
ジュニアNISAのメリット、デメリットをまとめました。
私はジュニアNISAは是非とも利用したい制度であると考えていますので、小さなお子様がいて余剰資金がある方は積極的に利用されてはいかがでしょうか。
ちなみに私はジュニアNISAの口座開設ができたら、全世界株式のインデックス投資に満額投資する予定です。
コメント
我が家もジュニアNISAで子どもの番の資産運用してます🙆♂️
子どもに金融教育が出来るのが一番のメリットかもですね!
一つだけ気になったのですが、確か制度改正で2024年以降は自由に引き出せるようになったかと思います◎
とても良い記事だったので!
ゴリラアーキテクトさん
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
またご指摘までいただき、本当にありがとうございます。早速記事を修正しました。
金融教育の機会ができるのは本当にメリットですよね。
わが家でもこれをきっかけに子ども達にお金の教育を始めています。